馬頭滝(三重の滝)

迫力 ★★★
癒し ★★★
アクセス ★★★
落差45m 直瀑
奈良県吉野郡下北山村前鬼
滝の地図はこちら→ Google Map
千手滝の左岸側の踏み跡を辿ると巨大な岩壁にぶら下がる鎖場があります。
三重の滝はかつて修験の地で、この秘境で過酷な修行が行われていたそうです。
この先はなかなかの危険度で、鎖場を登り始めてしまうと引き返すほうが逆に危険なので、現地で目で見て自信が無い場合は登る前に引き返して下さい。
まぁ、マル秘迂回ルートもあるので…(笑)

この鎖は途中が輪っかになっており、とても握り易くて足も入れられる仕組みだと思いますが、鎖にテンションが掛かると輪っかが岩に密着してしまうので、上手くつま先が入りませんでした(汗)

3連続の鎖場を無事クリアすると、続いては崖上での大岩へつりです。
岩面にはアイボルトが2つ埋め込まれており、それを手がかりにするよりも、ステップとして使うほうが安全に感じました。
万全を期してザイルやスリングなどを使うとベストでしょう。
写真は通過後に逆側から撮りました。

ヒヤヒヤものの岩壁をクリアすると三重滝の一番上の馬頭滝に到着します。

不動滝や千手滝に比べると流身が細いので大きく感じますが、3つの滝の中では一番小ぶりです。
とは言っても落差は45mで滝前も狭いので、落口から滝壺まで1枚に入り切りません。


薄暗い滝壺に日が差し込み虹も出ました♪

さて、復路はあの鎖場を降りるのではなく右岸側に別ルートがあります。
マーキングに従って踏み跡を辿ると、下の写真の場所に出ました。
つまり危険を冒さなくても登山道から安全に向かえる訳ですが、折角なので修験道にトライするのも良いでしょう。

行きは前鬼川の遡行で三重の滝に向かいましたが、帰りは登山道を使用しました。
途中には垢離取場があり、渡渉の際には股下ぐらいまで水に入る事になります。
本来はここで身を清めてから滝に向かうという意味合いがあるのですが、帰りに清めてごめんなさい(汗)

垢離取場から登山道を約1時間歩くと、小仲坊という宿坊に着きます。
小仲坊は飛鳥時代から続く修行者のための宿坊で、前鬼と後鬼という鬼の夫婦の5人の子供がこの地で宿坊を営み、その後も1300年にわたって続いているそうです。

小仲坊から駐車場所までは舗装林道を30分ほど下ります。
この日は関東の滝友2人を加えた5人で前鬼ブルーをたっぷり堪能し、無事に帰って来られました♪

来訪日 2023年5月
Camera / OLYMPUS Tough TG-5
Smartphone / AQUOS SH-RM15
Drone / DJI Mavic Mini
Develop / Adobe Photoshop 2023
今までにブログ内で紹介した滝をGoogleマップに記しました。
ちゃぴお滝MAPは → こちら




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